10/31(土) いろいろなことを差し引いても・・・「お見事!」と言ってあげたい・・・

昨日から何度も晴海総合大滝先生から連絡が入り・・・

「選手にインフルエンザ感染者が出てました。トレーニングルームでの濃厚接触者も多数います。どうしたら良いでしょうか?」とのことでした。

「検温を続け、体調不良の選手が出なければ、試合はやる方向で・・・」と、決定し、10/31を迎えました。

10/31 朝 1名の選手が発熱  昼 2名の選手が発熱  この時点で4名となり 「集団感染の恐れあり」と判断し、晴海総合・成立学園の試合を中止にしました。

以前にも日記に書きましたが・・・

10/4に 成立学園で インフルエンザの集団感染が発生し 晴海・成立学園の試合は行いませんでした。そのときに決めた規定は・・・

もし、今後、決勝リーグ進出の8チームが、インフルエンザ集団感染または学級閉鎖・学校閉鎖により選手が7名以上揃わないという理由で、試合を成立できない状況になった場合は、「インフル棄権」は、「不戦敗扱い」とし、当該試合のスコアを0-3とし、その他は罰則なしとする。もし、10月31日までに、そのようなチームが発生しなかった場合は、晴海・成立学園の試合を10月31日に実施する。

というものでした。今回は、なんと、晴海総合が集団感染になってしまい・・・インフル棄権となったのですが、この時点で、10月4日にさかのぼり、10月4日の試合の延期が不成立となったという解釈になってしまいました。晴海の大滝先生や、晴海の選手は、最後まで試合をやりたがりましたが、やはり、集団感染を回避するため、晴海の選手を全員下校させ、会場提供のみをお願いしました。

この結果、Bリーグの1位が晴海総合になり、2位が成立学園に決定しました。

晴海総合にバスを走らせていると・・・マスクをして下校する晴海の選手に出会いました。試合をしないで1位になったという極めて異例な状況に、おそらく、晴海の選手たちが一番納得できなかったのでしょう。とても暗い表情でした。一方の成立学園の選手たちは、「仕方ないこと」と、明るく楽しく紅白戦を行っていました。

そして・・・いよいよ 決勝リーグAブロック最終節、十文字 VS 文京学院 のキックオフが近づいてきました。今日は、気負わず、試合を楽しむことを目標とし、10本シュートが打てれば、それでOK・・・と、言って、選手をピッチに送り出しました。

十文字にとって 不利な条件がたくさんありました。

①中盤の軸となる 山本選手、伊藤選手が、インフル学級閉鎖の影響で、自宅待機・・・
②八王子高校から15得点を上げている十文字は、勝ち点で並んでも、8失点しなければ、1位・・・という状況でのモティベーション

その他にも、何かいろいろあったようです。

一方の文京学院は・・・全員コンディションバッチリ!!学級閉鎖もなし!

松井沙来をFWスタメンで起用し、よりスピーディーな攻撃展開でシュートに至るイメージでチャレンジを試みました。

前半5分・・・原武→坂本の3年コンビで先制点!しかし、その後はなかなかシュートを打てず・・・前半はシュート2本、1得点で終わりました。

「点を取ろうと、慌てたり、勝ち急いではダメ・・・後半も慌てず、サッカーができる喜びを感じながら、楽しんで来い!今日関東が決まるか、明日に持ち越すかは、神様に任せて、伸び伸びやってこい!今日決まらなかったら、それはそれで、ラッキーかも・・・きっと神様が明日もサッカーやりたいだろ?って微笑んでるだけさ・・・」みたいなことをハーフタイムでしゃべり、私自身も、「うまくいっても2-0かな・・・」と、リラックスして構えていました。すると・・・

後半開始2分後、清水選手のクロスを坂本選手がヘディングで決め、2点目をゲット・・・さらに、その6分後、向山選手が見事なミドルを決め、3点目・・・思わず、2階で見ていたマカ先生に、「どうなってるの?この試合?」と、ジェスチャーを送ってしまいました。

こうなると、欲が出てしまい、何とかこのまま3-0で終わり、関東を決めたいと思ってしまう・・・しかし、そんなにうまく行くはずがないと、自分に言い聞かせていました。今日はその予想がことごとく外れ・・・さらに2分後に、田所→原志帆で、4点目をゲット・・・またまたマカ先生に What's happened???のポーズ・・・

試合終了8分前・・・失点を許し1-4になり、ここから十文字の反撃・・・2-4なら、総得点でOK・・・と、以前プリントに書いておいて良かったか、悪かったか、それほど慌てずに試合を続ける文京イレブン・・・しかし、向山選手の足がつり、アウト・・・いやな予感・・・と思ったところで、FKをゲット・・・キッカーは寺本選手・・・ズドーンと、5点目を直接決め、5-1・・・試合終了・・・関東出場決定!!

十文字に不利な条件が重なっていたことは事実ですが、7本のシュートで5得点あげた文京イレブンに、思わず、「お見事!」と、言いたくなりました。まさか・・・と思っていましたが、選手の皆様、神様、仏様・・・ありがとうございました!

円陣の最後に、選手たちが言った言葉・・・「雑草魂見せてやれ!」・・・もう、君たちは雑草ではなく、立派な観葉植物になりましたよ!
GK 中村 紘子① 千葉エンジェルス出身 (高2)
DF     清水 あやめ②  フィオーレ武蔵野出身 (高2)
寺本 知靖子③ 駒沢SC出身 (高2)
原和 香菜⑧ 千葉エンジェルス出身 (高2)
時田 知佳⑪  文京学院U15SC出身 (高3)
MF     原志 帆⑨  北区さくらガールズ出身 (高2)
向山 遥④  千葉エンジェルス出身 (高2)
田所 史帆⑤  浦和レッズJr出身 (高2)
坂本 紗也加⑦ 文京学院U15SC出身 (高3)
斉藤 ひかり⑰ (60分⇔④)文京学院U15SC出身 (高1)
FW   松井 沙来⑱  文京学院中学出身 (高1)
原武 由奈⑩  フィオーレ武蔵野出身 (高3)
得点       坂本(原武)5分  文京学院 
坂本(清水)32分  文京学院 
向山38分  文京学院 
原志(田所)40分  文京学院 
元井(上野)52分  十文字 
寺本62分  文京学院 

その後行われた 村田VS飛鳥・・・激しい試合でした。見事なクロスからの得点で先制した村田・・・そのまま1-0で村田が逃げ切るかと思えるような試合展開でしたが、試合終了間際、村田のGKとDFの一瞬の判断ミスをつき、飛鳥の二村選手が同点ゴールを決め、2分け1敗の飛鳥が、1分け2敗の村田を上回り、代表決定戦に駒を進めました。
村田にとっては、アンラッキーな失点・・・飛鳥にとっては、常に狙っているところでの得点・・・という感じでした。予想通り激戦となったBブロック・・・2勝1敗で3チームが並び、得失点差の争いになったAブロック・・・どうしても4チーム2ブロックにしてしまうと、差が出てしまいますが、運も実力のうち???
もし、上位3チームの得失点で順位を決めるという方式をとったら・・・最終節の十文字の戦い方も違ってきたでしょう。U18のときのように、6チーム1ブロックにすれば、もっともっと公平感を持てたでしょうが、日程が難しい・・・どうすることが良いのか・・・みなさんでよいアイデアを絞り出しましょう。

第5回 関東高校女子サッカー大会 東京都予選
◆決勝リーグ
Aブロック 十文字 修徳 文京学院 八王子 勝ち点 得点 失点 得失点 順位
十文字 3 1 1 5 15 1 2 0 6 19 7 12 1
修徳 1 3 2 1 4 0 2 0 6 7 4 3 3
文京学院 5 1 1 2 3 1 2 0 6 9 4 5 2
八王子 1 15 0 4 1 3 0 0 0 2 22 -20 4
Bブロック 村田 成立学園 飛鳥 晴海 勝ち点 得点 失点 得失点 順位
村田 1 2 1 1 0 2 0 1 1 2 5 -3 4
成立学園 2 1 3 1 0 3 2 0 6 5 5 0 2
飛鳥 1 1 1 3 0 0 0 2 2 2 4 -2 3
晴海 2 0 3 0 0 0 2 1 7 5 0 5 1
※成立学園 VS 晴海総合は インフルエンザ集団感染のため 成立学園が10/4の試合を棄権し 不戦敗処理(0-3)

明日の代表決定戦で、Aブロックの修徳が勝利すれば、第1代表 十文字 第2代表 晴海総合 第3代表 文京学院 第4代表 成立学園 第5代表 修徳 となります。 飛鳥が勝利すると 第1代表 晴海総合 第2代表 十文字 第3代表 成立学園 第4代表 文京学院  第5代表 飛鳥 となります。

注目の第5代表決定戦(修徳VS飛鳥)は 11/1 (日)10時キックオフ  晴海総合高校にて・・・晴海の生徒がインフル下校したため、文京がライン引きを担当!準備万端です!


17:45から、Tリーグが行われました。今日の相手は都立国際高校・・・寒くなってきたので、冬物を・・・と、取り出した防寒着がかわいらしい小尾先生・・・今日も、新しいあだ名がつけられていました。



国際は、ボールをつなぐ意識が高く、オシャレなサッカーをするチームでした。前半、斉藤、菊池の個人技で得点を取ることができましたが、国際の方が、全員でサッカーをしているという感じでしたが、何はともあれ、勝利できたので、OKとしましょう!2年生を中心に声を出し、元気よく頑張れるようになったことが、一番の収穫でした!Tリーグの選手たちも、この数週間、たくさん悩み、たくさん泣いて、強くなったことでしょう。その思いがレギュラー陣に伝わり、今日の結果が生まれたと思っています。

みんなでつかんだ関東出場!また、みんなで盛り上がりましょう・・・
セサミ・ASB氏・バード・Might as well ・ホワイトベア・・・関東のピッチに立つことをあきらめずに、今の自分より明日の自分、明日の自分より、明後日の自分を好きになれるように、May You Be Positive!!

10/30(金) チーム監督?それとも現場監督?・・・鹿島に向けて決戦です!

第5回関東高校女子サッカー大会東京都予選のクライマックスマッチが明日、明後日と、晴海総合高校にて行われます。Aリーグの3位以上が確定しているため、文京は明日の勝敗に関係なく、代表決定戦に駒を進めることができます。もちろん、明日の十文字戦で、3点差以上、もしくは、4得点以上の2点差の試合で勝利できれば、2位となり、関東出場が決まるのですが、それは、それとして、宝くじみたいなものだと考え、明日の試合はリラックスして楽しみ、翌日には関東出場を確実に決められるように、選手たちも虎視眈々と鹿島行きのチケットを狙っています。

プレ大会から数えると、6回目となったこの大会・・・インターハイ実現に向けての実績作りの大会として位置づけ、手作りでやってきました。6年間事務局を担当していますが、平成24年度からは、高校選手権の予選となる可能性があるので、そのときまでに、しっかりとした基盤を作っておきたいと思っています。

過去5年間で、私がチーム監督として参加したのは、実は去年が初めて・・・初出場で3位になり、昨年は、大会を楽しんでしまいました。今年はどうなるでしょうか・・・文京が行けず、私が事務局に専念することで、大会運営はより円滑になり、文京の選手は、オフがたくさん増え、良いこともたくさんあると思います。数年前は、某高校の運転手をやらせていただき、部費をかせいだり、審判団を運び、運営費を浮かせたこともありました。今年も、文京が負ければ、多くの人に幸せが訪れるでしょう。しかし、それでは私は悲しすぎる・・・何とか今年もチーム監督として、参加したいと、強く強く願っておりますので、選手の皆様、神様、仏様、よろしくお願いいたします。

学校で調整練習を行い、最後に高2でベンチ入りすることができない2名の選手に、12分間走を命じました。「君たちが、チームに力を与えるとしたら、必死で走る姿を見せることだ・・・」と、伝えました。そして、「一緒に走りたい奴は、走れよ!」と言うと、6名の高校2年生が、2人の選手と一緒に走りました。この2名のうち、一人の選手は、我慢強い選手・・・怒られても、歯を食いしばり、涙をこらえて、リアクションできる・・・おそらく、日々、自分を鍛え続け、トレーニングしているのでしょう。スタメンの選手に負けない走力を見せてくれました。もう一人の選手も、きっと、刺激され、自己革命することでしょう。泣いたって何も変わらない・・・周りの気迫を吸い取ってしまうだけ・・・クヨクヨしてたって、前に進まない・・・笑顔でリアクションし、ヘコたれずに頑張る選手になって欲しい・・・

明日は、15時からの十文字戦の後、17:45 から 都立国際とTリーグがあります。試合に出れる喜びを全身で表現し、元気よく戦って欲しい・・・ネガティブは禁止です。

10/29(木) 「大きくなれよ~」 と 丸大ハンバーグのCMを口ずさんだ日

最近の高校生には、ガキ大将がいない・・・人に調子を合わせることばかり気にして、何を言われてもヘコたれず、自分の価値観を貫こうとする者が、いなくなったように思えます。これは、我々親の世代の責任なのかもしれません。

「わんぱくでもいい、たくましく育って欲しい」・・・1970年代に、大ヒットした丸大ハンバーグのCMは、おそらく、画一教育を推し進める大人と、同質性を好む若者に対して、警鐘を鳴らすものだったのかもしれません。

部活動というのは、そういった意味で、自由な発想力を持つ、たくましい若者を育てていく健全な教育の場なのでしょう。前回、「暗い!元気が無い!」と、ボヤかれた選手たちが、彼女たちなりに考えて、前進しようとしている・・・「今日は、調子悪いなあ・・・死んでるよ」と、指摘されたスタメンのある選手が、必死になり、調子を上げようと試み・・・最後のゲームで点を決める・・・東京選抜の選考に漏れ、ウジウジしていた選手が、気持ちを切り替え、ゴール裏でダッシュを繰り返している・・・

何か言われると、すぐに言い訳したり、「限界だあ」と、口にして、努力を怠ったり、仲間と同調することで、安心感を求めたりする、ひ弱な高校生が増殖する中、成長している部員が少しずつ増えてきている感触をつかみ・・・思わず、「大きくなれよ~文京サッカー部」と、丸大ハンバーグのCMの替え歌を歌っていました。

これで、帰りのバスの中で、ルールブックに目を通したり、授業の予習復習をするような選手が多くなったら、本当にたくましいチームになると思います。

今日も西船橋にお邪魔し、村田・VIDAとトレーニングさせていただきました。首都高速+京葉道路を使えば、40分で到着する西船橋村田グランド・・・現地解散の選手たちを駅まで送ってくださるY代先生に、頭が上がりません・・・

話はかわりますが・・・

インフルエンザによるリーグ戦の試合延期に関して、いろいろな意見が飛び交っています。これからまた流行期を迎えたら・・・あるチームは試合の延期認められ、あるチームは時期的に延期は無理ということもあるでしょう。それは仕方ないことだと思います。今まで経験したことがない、緊急事態なのですから・・・何でもかんでも、「プレーヤーズファースト」と、言い出したら、運営サイドは崩壊します。秋の関東予選でも、実は、インフルエンザが発生し、10月4日の成立VS晴海総合の試合を中止しました。ひたちなかでU18大会を行っている日の朝に、意見を求められ・・・しかし、運営責任者としては、結論を出さなくてはならず・・・

「今後、インフルエンザ関係により、試合ができなくなったチームが発生した場合、今回試合ができなかった成立学園を含め、すべて不戦敗(スコア0-3)とする。もし、今後、すべての日程を消化できた場合は、10月31日に、再試合とする。」

という決定を、しました。その判断が良かったか、悪かったかは、わかりません。しかし、誰かが責任を持って、宣告をしなければ、何も進みません。緊急事態ですから・・・

不戦敗になった場合、リーグに影響を与えることを回避するため、すべての試合を不戦敗にするのが、通常のルールです。しかし、今回、もしそんなルールを適用したら、体調不良であることを隠し、試合に挑む選手が出てくるかもしれません。それが一番恐ろしいこと・・・異例の決定でしたが、クレームは出ませんでした。

おかげさまで、10/31(土)13:30キックオフで、無事に再試合ができそうです。
晴海の生徒には、「成立学園は、成立なので、試合を不成立にはできません」と、オヤジギャグで笑いをとり、理解していただきました。

これからも、いろいろなことが起こることが想定されますが・・・

緊急事態であることを理解していただき、みなさん、あまりカリカリしないように・・・今回ばかりは、プレーヤーズファーストではなく、セイフティーファースト&マネジメントファーストで・・・「常識」なんていう言葉は、通用しないということを、わかってほしいと思います。試行錯誤の中で、よい方向に進めていければ・・・ご協力よろしくお願いします。
10/28(水) 多忙ですが・・・明るく元気に頑張りましょう!

40代半ば・・・中間管理職・・・忙しい・・会議、会議で、昼飯を食べる時間がない・・・昼休みが無いというのは、結構つらいもの・・・眠い・・・眠い・・・結構粘り強い方だと思っていましたが、さすがにここ数日は、発狂寸前でした。

27(火)・・・西船橋の村田グランドにお邪魔しました。もし、新小岩や天王洲を5時~7時で使用した場合、冬場は照明料がかかるため、10000円を超える出費になります。月4回出れば40000円 8回出れば80000円・・・破産します。なので、快く文京を招待してくださる村田に、心から感謝しています。せっかく西船橋まで行くのだから、全員に試合をやらせてあげようと、Tリーグチームも15分間、VIDAユースとゲームをやりましたが・・・ほとんどVIDAがボールを支配し、15分で2失点・・・文京Tリーグチームはパスが3回以上つながらず、相手陣地にボールを運び込めませんでした。

VIDAの中学生にボコボコにやられたサブの選手たち・・・技術で負けるのは仕方ないですが、声で負けているのは、文京らしくない・・・一番気になるところは、笑顔でサッカーをしていないこと・・・「声を出せよ!」と、ピッチに送り出しても、外で見ていたスタメン組が、思わず、「声出そう!元気だそう!」と、声をかけてしまうほどまったく声を聞こえない・・・

すると、ある1年生が提出したサッカーノートに、次のようなことが書いてありました。とてもうれしかった・・・思わず更新してしまいました。みんながこんな気持ちになったら・・・きっとTリーグのチームも、勝利を手に入れられるのではないでしょうか?

27日の村田グランドで、サブのチームの声が出ていないという話が出ました。その日以外でも、よくそうゆう話になります。正直、「そんなに出ていないかな?」と、思っていました。しかし、今日、外から試合を見ていて、はっきりとわかりました。スタメン組は声で盛り上げて、楽しそうにサッカーをしていました。サブ組は声がなく、余裕も無く、つらそうにサッカーをしていました。自分も、いつもミスするたびに、「あ~もう!!」と、思ってしまっていました。「声出さなきゃ!」と、思っても、自分のことで精一杯で、「ミスをしているのに、元気いっぱいにやっていたら、「何なの?」と、思われるかもしれない」と、ネガティブになっていました。よく、T先輩に、「楽しくサッカーできてる?」と、聞かれます。「そんなにつまらなそうかなあ???」と、疑問でしたが、必死になり、余裕がない顔で、サッカーやっていたら、そう聞かれて当然だと思いました。去年の今頃、文京の先輩たちが、「楽しく!楽しく~!!」って、言っている姿や、本当に楽しそうにサッカーをやっている姿に惚れて、志望校を文京に決めました。サッカーを楽しみたくて、進路を決めたのに、今の自分は・・・「本当に何やってんだ!」と、思いました。馬鹿でした。楽しめない理由は、ネガティブだったからでした。技術はすぐには身につかないですが、「楽しく元気よく」というのは、すぐにできることだから、すぐに実践したいと思っています。試合中、ミスをしても、「はー???何やってんの???」とか、思われたとしても、明るくやることに決めました。その方が、自分もまわりも楽しいと思います。「馬鹿じゃないの?」と、思われても、平気です!自己改革します!もし、試合中、しょぼくれていたら、「あれ?変わるんじゃないの?」と、言ってください。よろしくお願いします。


10/25(日) 無我夢中ではダメ!虎視眈々と狙って欲しい!

今日は、午後から新宿で説明会の担当が入っていたため、午前中の活動しかできず、急遽、幕晴総合対抗戦に参入させていただきました。

昨日の敗戦から気持ちを切り替え、週末の関東予選に向けて良い調整をしたかったのですが、あいにくの雨・・・朝、7時に大滝先生に連絡すると、「やりましょう!」ということになり、予定通り実施させていただきました。

晴海総合Aチームと30分、幕張総合Aチームと30分、その後は25分でB戦だったのですが、M岡先生のご配慮か勘違いで、30分ゲームになり、合計10分間得をしました。

今日もなかなか点を取れず・・・しかし、一瞬の隙をついて松井選手が決めました。また、B戦では、榊選手がゴールに向かって突進していったところを倒され、PKをゲットし、伊藤選手がそのPKを決めました。松井・榊の両者に共通するものは・・・「虎視眈々」という言葉でしょう。

虎が、鋭い目つきで獲物をねらっている・・・そんな雰囲気をかもし出していました。選手の中には、無我夢中になってしまい、文字通り、我を忘れてしまい、冷静さに欠ける者も少なくありません。それは、サッカーだけではなく、日常生活にも共通すること・・・何か、ミスをしてしまったり、不利なことが起こると、慌てふためき、まわりが見えなくなってしまう・・・そんなに優等生になる必要はないのです。10回ミスしたって、1回の成功で取り返せる・・・ダメな自分を見せるのを怖がらず、ダメな自分を自覚するのを怖がらず、ごまかさないで、やれることをしっかりやって欲しい・・・夢の中ではなく、現実に直面し、立ち向かう・・・そうすれば、周りが見えてきて、プレーにも余裕が出てくる・・・

現在、部員は25名・・・先日のように、A・Bチームにはっきり分ければ、全員が試合に出れる・・・サッカーを楽しむには、やはり試合経験が必要・・・しかし、実際の公式戦に出場できるのは、11名・・・そして交代できるのは5名・・・つまり、16名が、実質的な戦力であり、9名は戦力外ということになる・・・全国大会で活躍するようなチームは、この競争が、もっともっと熾烈であるはず・・・

文京が、どんなチームを目指すのか・・・それは、私が決めることではなく、選手たちが決めることです。もし、「全国に出たい・・・」と、真剣に思うのであれば、何が足りないのか・・・言わずともわかっていると思います。私をここまで部活馬鹿教師にさせたのは、選手たちの頑張りがあったから・・・選手たちの夢があったから・・・時には泣かせてくれるくらいに、感動させてくれたから・・・

もし、現状に満足し、自分に甘く、努力をしない選手たちが多くなったら、その時はまた、普通の英語教師に戻るだけです。

「今、ピッチに立てている2年生の中で、東京選抜候補になっている4名以外は、崖っぷちだと思って、頑張らないと・・・3年になれば必ず試合に出れる・・・そうゆうチームでありたいなら、それでもいい・・・でも、全国を目指すなら、それじゃあダメなんだって、わかっているはず・・・体験練習に参加している中3を見れば、交代要員に入ることだって難しいということもわかっているはず・・・」

と、言いながらも、「ピッチに全員3年生が立っているようなチームが作れなければ、ダメ監督・・・私も交代だ・・・」と、心の中でボヤいていました。

関東大会出場をかけた今週末の試合・・・10/11の八王子戦、10/24の飛鳥戦と、「今日はなんだか元気なかったですね」と、言われた文京学院・・・明るさ、元気さ、そして、虎の視線を取り戻せるか・・・虎視眈々と関東出場を狙って欲しい!

話は変わって・・・全日本選手権関東大会・・・メニーナが早稲田大学をPKで破り、優勝を成し遂げました。レッズは神奈川大に延長で破れ、全国出場はなりませんでした。

さらに話は変わって・・・高校1部リーグですが、いよいよ終盤に入り、上位4チームの優勝争い・・・成立学園・村田女子が鍵を握る・・・という大混戦になってきました。

自力優勝を逃した文京学院が優勝できる唯一のシナリオは

◆文京学院が 晴海に勝つ   

◆飛鳥が 成立に負け 十文字に勝つか引き分ける
 
       ※成立と十文字に2引き分けでも・・・◎

まあ、そんなことは、期待していませんが、ちょびっとある可能性を夢見て、ここぞとばかりに、無我夢中に念じたいと思います。リーグ戦で優勝したからといって、上につながるわけでもなく、何かのシードがあるわけでもありません。しかし、「去年の先輩たちに負けたくない!」という、女の意地があるでしょうから・・・5位('05)・4位('06)・3位('07)・1位('08)と、一歩一歩成長してきた文京学院・・・ここで落ちたくないという思いが神様に通じるか・・・乞うご期待!!


Ⅰ部 TOKYO WOMEN'S FOOTBALL HIGH SCHOOL LEAGUE 09 1st Division
順位 チーム名 試合数 勝ち点 得点 失点 得失差 残り試合
1 文京学院 8 6 0 2 18 28 6 22 晴海総合
2 飛鳥 7 5 2 0 17 27 4 23 成立学園・十文字
3 晴海総合 7 5 1 1 16 31 3 28 文京学院・村田
4 十文字 7 5 1 1 16 32 10 22 吉祥・飛鳥
5 成立学園 6 3 1 2 10 11 9 2 飛鳥・村田・東京成徳
6 村田 6 4 0 2 9 6 7 -1 修徳・成立学園・晴海総合
7 修徳 6 1 1 4 4 10 13 -3 吉祥・村田・成城学園
8 成城学園 6 0 0 6 0 1 28 -27 東京成徳・修徳・吉祥
9 吉祥 5 0 0 5 0 1 32 -31 修徳・東京成徳・十文字・成城学園
10 東京成徳 6 0 0 6 0 0 38 -38 成城学園・吉祥・成立学園

10/24(土) 下げたらアカン♪蹴ったらアカン♪ラインを下げずに玉つなげ~♪

久しぶりの更新です。いろいろ忙しくて・・・更新できませんでした。言い訳です。

やはり、言い訳しているようでは、選手に勝利をもたらすことはできません・・・

10/21(水)は フィジカルトレーニング
10/22(木)は 西船橋村田グランドでトレーニングマッチ
10/23(金)は 創立85周年記念行事のため オフ

そして・・・今日、2週間ぶりの公式戦・・・高校1部リーグ第8節・・・飛鳥高校との試合が都立飛鳥高校で行われました。

文京は時田選手が不在でしたが、飛鳥はスタメン2枚落ち・・・しかも試験明け・・・飛鳥の方が不利な状況でした。さらに・・・シンゴ監督が、自分のサッカーの試合で大怪我・・・ただ、これは、飛鳥の選手にはラッキーだったかも・・・大声を出すと痛い・・・というシンゴ監督の、ほどほどのベンチワークが、選手を伸び伸びプレーさせた???

飛鳥の選手の厳しいプレスと、パワーに、ビビるDF陣・・・徐々にラインが下がって行きました。そして、飛鳥のフリーキック・・・文京の低いラインをあざ笑うかのように、宮坂選手がゴール前でボールを受け、振り向き、シュート!!蹴り手と受けての呼吸が合っている・・・こうゆうプレーができるから、レッズからも2点とれるのでしょう・・・文京の選手も参考にして欲しい・・・すばらしいセットプレーでした。口では、「蹴るな!つなげ!」と、言っていても、自分が蹴ってしまうDF陣・・・蹴ってしまったら、飛鳥に勝てるはずがない・・・しかし、ビビッてしまい、蹴ってしまう・・・前半はまったくダメでした。見ている者をガッカリさせるような、弱気なDFでした。そしてそして、ゴール前を固めている文京のDFを見て、判断よく打った水原選手のミドルシュートが、クルクルクルクル~と、少林サッカーのようにゴールに吸い込まれ、0-2で前半終了。

後半に入り、ラインを上げ、ボールをつなぐ意識が見え、相手陣内に攻め込むことができるようになりました。しかし、決定機を決められず・・・結局、0-2で敗退・・・これでリーグ2連覇は、ほぼ絶望的になりましたが、後半のDFは合格点!・・・次につながる内容だったので、来週末の関東予選に向けて気持ちを切り替えたいと思います。

それにしても、リーグ戦で勝ち続けるというのは難しいこと・・・7連覇していた十文字は、本当にすごかったんだ・・・そして、9試合で1失点しかしなかった昨年の文京DF陣は、あらためて、強かったんだなあ・・・と、岡田・石川・宮下・時田・小林を拝みました。

ただ・・・失点を許した十文字戦(4失点)、飛鳥戦(2失点)のDF+GKは、1・2年生ですから・・・来年はきっと・・・必ず・・・そう信じてみようと思います。

試合後、シンゴ先生は、向山選手のことをベタ褒めしていました。「あの、危険察知能力はすごい!文京の選手で、一番欲しい選手は、向山選手です!去年のトレキャンの時に、能力に驚いて・・・でも、それからたまに試合で見ても、あまり目立たなくて・・・今日はキレキレでしたね!」と・・・FWもでき、ハーフもでき、ボランチもでき、トップ下もできる向山選手・・・決して、器用な選手ではありませんが、どんな強い相手でも、恐れずに向かっていく(山を回避せず、向かっていくから、「向山」なのでしょうか・・・)・・・そうゆうところが、技より気持ちを大切にする、武闘派シンゴ先生の心を打ったのでしょう。

怪我をしたものの、文京に快勝し、ノリノリのシンゴ先生・・・
「シンゴ・・・あまり調子に乗ってはダメですよ!」と、シンゴ先生のブログを見て、お母様がメールをしたと聞いて、なぜか、負けた悔しさはすっ飛び、心温まりました。そして、飛鳥の保護者に方に、「サッカーを愛する父兄として、先生の日記を楽しみにしています。」と、声をかけていただき、私が調子に乗りました。

Tリーグの時に、成北オジサンのマネをして、応援をしようと思いましたが、さすがに声を出し続けられないと断念・・・寺本選手、坂本選手、原武選手、中村選手に、文京オバサンとして、Tリーグの応援を委託しました。

すると・・・村田も応援部隊が出動!!応援合戦も盛り上がりました!

前半・・・「ムラタ」・・・と、成北オジサンが不得意とする3文字の校名にやや精彩を欠く村田応援団・・・ハーフタイムにY代監督の指示が出たのでしょう。後半は、「ムラタ女子校♪♪♪♪♪」という成北リズムにかわりました。

試合の方は・・・試合開始早々、失点を許しましたが、伊藤瑞希選手のファインゴールで、同点に追いつき、1-1で前半終了・・・後半は、GK佐藤みのり、センターバック増田・岩崎(前半は斉藤)を中心に、村田のつくばエクスプレス(T嶋選手)の猛攻に耐え続けましたが、思わずペナの中でファールチャージをしてしまい、PKを献上・・・キッチリ決められ、1-2で敗れました。しかし、7月に比べると、ひとりひとりの意識が高まり、戦う姿勢が見られたナイスゲームでした。特に、高校からサッカーをはじめた高1トミー選手(榊)の成長ぶりには驚かされました。Y代先生も、「あの選手は速いねえ!」と、機関車のようにスタートダッシュするトミーの動きに、感心していました。

今日は久しぶりに選手全員が試合に出れ、主役になれた一日でした。結果は2敗でしたが、それぞれが課題を見つけられた一日になったと思います。

ある選手のサッカーノートに・・・「Bチームでの試合では、パスがつながらず、思うようにサッカーができない。しかし、Aチームに入ると、まわりのプレーについていけない・・・」という苦悩が書かれていました。AチームとBチームの狭間にいる選手にとっては、Tリーグの選手として出場することは、複雑な心境だと思います。

練習で、「Aに入りたい者はこっち・・・基礎をやりたいものはこっち・・・」と、自分の意志で選択させるときがたまにあります。そのとき、どちらを選ぶかで、選手の「意志」を確認することができる・・・今日のTリーグで得点を決めた伊藤選手、中盤からスルーパスを出し続けた芦葉選手は、常にAに入り、崖っぷちのところから逃げ出さず、何を言われてもヘコたれす、前向きに、ひたむきに、努力をしてきた選手です。Tリーグに所属する選手たちが、今の環境に満足せず、Aチームに入ることを恐れずに、練習のときから積極的になれれば、もっともっとレベルが上がるのでしょう。そして、Aチームの選手たちの刺激にもなり、全体のレベルを引き上げる原動力になる!ガンバレ Tリーガー!!

さて・・・話は変わりますが・・・メニーナが神奈川大を破り、全日本選手権でも全国出場を決めました。レッズは、早稲田大に破れ、神奈川大と3位決定戦にまわりました。メニーナが担当するはずたった、西が丘でのレッズVSベレーザ戦のボールガールを急遽都立国際高校にお願いしました。「非常に手際よく動いてくれました!」と、お礼の連絡がありました。都立国際のみなさん・・・ありがとうございました!小尾先生!ありがとうございました。31日、Tリーグ、よろしくお願いします!


10/20(火) 学年の垣根を越えて・・・チーム作りに はげまなむ♪

文京学院大学女子高校の校歌の三番の歌詞

万里の道も 一歩(ひとあし)の 末に広ごる富士が峰を

恵みの園の明けくれに 鏡にかけてはげまなむ


校歌の中で、一番心に響くのは・・・この三番です。

最後のフレーズ・・・「鏡」と「ハゲ」が印象的であるというわけではありません。

この歌詞の意味は・・・

一万里の道を歩いていくにも その一歩一歩が大切であって、

その積み重ねで あの すそ野までいっぱいに広がっている富士山を登りきわめることもできるのだ。

その富士山の大きく気高い姿を手本にして 毎日しっかり励んで行こう。


先日の日記で・・・「ボールタッチの組合せも、1年同士でやっていて、チーム全体でシャッフルするような試みはない」と、ボヤきを入れたのですが、その後は、写真にあるように、1年+2年、2年+3年で組むようになっています。こうして、一歩一歩、何かを心がけて取り組めば、充実感がでてくる・・・校歌の歌詞を思い出しました。

今日は、品川方面在住の選手たちへのサービス・・・ということで、天王洲にある、南ふ頭公園にて、17時~19時の練習を行いました。野球場1面のスペースで、サッカー場としては十分な広さはありませんが、使い勝手の良い施設です。一番のポイントは、施設のおじさんが、親切だというところですが・・・ただし、GKにとっては、正式サイズのゴールが無いのでイマイチか・・・テツの「外部施設ランキング」では最下位でした。

学校に戻り、バスを格納し、Liga Student 韓国遠征の打ち合わせ会議に向かいました。韓国の女子サッカーは、「強化」という意味では、日本をかなり上回っているそうです。勤勉な韓国人から、学ぶことがたくさんあるでしょう。そして、大学・高校・専門学校というカテゴリーの垣根を越えた選手たちが、選抜チームを構成することで、新たな収穫があると確信しています。

今日、イベント会社で仕事をしていたときにお世話になった方(北海道では、長年に渡りテレビ番組やラジオ番組の司会者をこなし・・・子供番組の歌手でもあり・・・現在はイベントプロデューサーのTNさん)と、大学時代の同級生で、同じイベント会社で働くHTさんから電話があり・・・

「サッカー部のホームページ見たよ・・・なかなか面白いね・・・でも、お前の写真が出てないじゃん・・・」と言われ・・・

「そりゃそうだよ・・・自分が写真撮ってんだから・・・」と、応えました。

いつも学園祭でPAセットを借りているので、その請求書の送り先を調べるために、おそらく、ネットで「文京学院」と、打ち込み、サッカー部のホームページにヒットしたのでしょう。

「強いの?」と、聞かれ、「ボチボチ」と、言いましたが、戦績や試合結果の一覧を載せていないので、強いのか、弱いのか、すぐにはわからないのでしょう。先日、体験練習会の資料用に、2008年と2009年の実績一覧を作成したのですが・・・「なかなか強いかもしれない」・・・と、思える勝率でした。これで、高校選手権さえ勝ちあがれれば・・・「実績あり」と言える・・・

ただ、このホームページは、実績を誇示するためのものではなく、選手たちの日々の活動を紹介するためのものです。負けたって、ちゃんと更新します。むしろ、負けたときの方が、文章が長いかもしれません。文京を希望し、集まってくる選手の保護者の方は、このホームページを見て、共感していただける方がほとんどなわけで・・・こちらもいちいち説明をしなくても、私の考えを理解してくださる・・・

先日、「どうしたら選手が集まるか」という相談を、他県のある先生から受けました。著名な指導者を雇ったり、特待を出したり、そんな資金が無い(というか、そこまで生徒募集に勝負をかけられない)普通の私学が、選手を集めることができるとしたら・・・「安心感」・・・だと思います。ホームページが普及していない時代には、安心感を伝えることができるのは、監督の直接交渉でしかなかった・・・家まで行って、「お願いします!」と、頭を下げて、選手確保に動く・・・そんな熱意で、安心感を伝えるしかなかったのだと思います。しかし、今は・・・ホームページの作成と、マメな更新・・・これでも安心感を伝えることができる・・・まずは、そこからスタートしてみてはいかがでしょうか・・・

このホームページが、いつの日か、飽きられ・・・そして、安心感を伝えられなくなったとき、文京には閑古鳥が鳴くでしょう。そうなったら、年貢の納め時・・・脇田社長に頼み、スポマネの子会社、温泉代理店、(株)スパマネを立ち上げて、老後の資金を貯めたいと思います。


10/19(月) バス購入からもうすぐ1年・・・車検完了・・・何とか維持できました!

昨年の11月6日に納車したバス・・・600万円を7年で返済する月々のローン+駐車場代+保険・・・そして気になる車検の費用は・・・税金込みで、13万円でした。私が購入時に予想した範囲内に必要経費がおさまり、ほっとしています。「ダメだったら、売ってしまおう!」と、腹をくくっていましたが、売らずに済みました!

レンタカーを借りていた時代に比べ、月々の出費は、固定的なものになるため、会計はわかりやすく、精神的にも楽になりました。機動力を生かし、火曜・木曜と、外部施設に練習に出ることができるようになり、選手たちも、広いグランドで活動できる機会が増えました。選手の年間交通費も、かなり軽減されたのではないでしょうか・・・

いつまで維持することができるかわかりませんが、このバスとともに、たくさんの思い出をつくっていければと思っています。

先日、U18関東大会で、ひたちなかに行ったとき、英語科のM崎先生からビデオカメラを借りて行きましたが、そのカメラを使って撮影した写真を、M崎先生がコピーしてくれました。レッズ戦の前日から試合当日に向けて・・・「こんなチームだから勝てない!」と、思う人は、文京には向かないでしょう。「こんなチームだから善戦した!」と、思ったあなたは、文京向きかもしれません。

ひたちなかの秋2009 10月9日~10日 ちょっとだけのアルバム

「礼儀正さ」というのは、つくることができます。しかし、「明るさ」というのは、つくることができない・・・自然と身につくもの・・・明るさを身につけるには、「自分に自信を持つこと」、「自分を好きになること」、そして「チームを好きになること」が必要です。文京を強くするのは、間違いなく、明るい選手です! 明るい選手がわんさかわんさか沸いて出てくることを期待しています。

10/18(日) 出会いは偶然の方がよい・・・そして・・・出会いは大切にしたいものです!

今日は学校で、「体験練習会」を行いました。今日の参加者は8名・・・東京3名、埼玉3名、千葉1名、長野1名・・・7/11(学校主催)・9/27・10/18と、3回の「体験」で25名、その他イレギュラーな参加で3名、延べ28名の参加がありました。重複している選手もいるので、実質的には、24名の中3と、出会ったわけです。

もちろん、この中で、「文京を第一希望として考えている」という選手は、それほどいるわけではないと思います。「いろいろ見て決めたい」と、4校くらいに絞り、まわっている選手も少なくありません。「ぜひ、文京に来て欲しい」と、喉のところくらいまで、言葉が出かかってしまうくらい、魅力ある選手もいます。「声をかければ、決めると思いますよ!」と、その選手が所属するチームの監督さんに言われたりするのですが・・・

「声をかけて、必然的に選手を集めるのではなく、文京でサッカーをやりたいという気持ちを持った選手が、偶然的に出会い、集まってくるようなチーム作りをしたい・・・」

そんなことを言っていると、誰も来ないかもしれませんが、その時はその時・・・Que sera sera(ケセラセラ)・・・Whatever Will Be,Will Be!

「数ある学校の中から文京を選んで来てくれた!」・・・そう思うと、「大切にしなくては!」という気持ちが沸いてくる・・・この不況の時代に、文京を信じて、投資してくださる保護者の期待も裏切れない・・・それが、今の私のパワーの源ですから・・・

文京を選択した選手は、「自分で選択した」という責任と、「私学に通わせてくれてありがとう」という、親への感謝の気持ちを常に持っていると、私は信じています。だから笑顔で頑張れる・・・多少のことでも、くじけない・・・そして、偶然に出会った仲間と、3年間たくさんの思い出を作る・・・それが文京スタイルですから・・・

今日の最後の集合では、最近、明るくなったM選手のことを話しました。中学時代はバスケットボール部に所属し、サッカーは高校からはじめたというM選手・・・U18大会では、サポート役に徹してくれましたが、彼女の笑顔は、チームに活力を与えてくれました。怒られても、泣いたり、ふてくされたりせず、素直に言うことを聞けるようになりました。練習中も声を出せるようになり、明るくサッカーができる・・・成長しました!

さて・・・気になる全日本選手権関東予選ですが・・・ベスト4は、早稲田・浦和レッズJr・メニーナ・神奈川大という、関東リーグの1位から4位のチームになりました。昨日ハットトリックを決めた高橋選手から電話がありました・・・

「ボコボコにやられました!が・・・試合には、フル出場させていただきました!次の目標に向けて、気持ちを切り替えて頑張ります!」と・・・関東大学リーグの最終節、慶応大学との試合で勝利すれば、念願のインカレ出場が決定する関東学園大・・・まだまだ終わらない2009年のシーズン・・・応援しています。

10/17(土) 高橋紗樹(関東学園大)ハットトリック!全日本選手権関東大会開幕!

今日は、英検の校内実施ということで、部活はオフにしました。H選手のお母様がお仕事をされているFC東京の応援(というより、ご招待に甘え)に、高3:3名、高2:10名、高1:1名の合計14名が味の素スタジアムに向かいました。「Jリーグを見て、少しでも自分のサッカーを向上させたい・・・」意欲的な上級生が、たくさんいることは、喜ばしい限りです。スタジアムのサッカーを見て、「いつの日か自分も・・・」と、イメージを盛り上げることも大切だと思います。

観客の視点、補助役員の視点、ベンチメンバーとしての視点、そして選手としての視点、それぞれ違った角度でサッカーに触れることで、一歩成長することができたと信じています。


英検の監督を終え、職員室に戻ると、携帯がブルブル・・・神奈川県女子委員長の芦原先生からでした。「あのさあ・・・やっぱり全日本選手権関東大会の優勝カップがないんだよねえ・・・」とのこと。来週の決勝戦に間に合うように、急遽作成することになりました。そんな話と同時に、本日の結果を伺いました。

「いや~・・・日本航空と日体大の試合がすごかったよ!3-1で日体大が勝ったんだけどさあ~日本航空は、頑張ったよ・・・あと、湘南は2-0でPAFに勝ったよ!神奈川大は筑波に2-1で勝ったよ!あとは・・・メニーナ、レッズも順調に勝ちあがったよ。VIDA、SFIDAは負けちゃったね・・・」

電話を切った後、「あっ!そうだ!関東学園大は、どうだったんだろう・・・」と、高橋選手(昨年卒)にメールすると・・・「6-0で、シーガルスに勝ちました!3点決めました!」と、返信がありました。明日は、早稲田大学との対戦となるわけで・・・ぜひ頑張って欲しいと思います。

ちなみに、1試合で3得点を上げることを、なぜハットトリック(Hat Trick)というのか・・・「Hat(帽子)」がなぜ関係あるのか?気になったので、調べてみましたが・・・

A hat-trick occurs in cricket when a bowler dismisses three batsmen with consecutive deliveries.

クリケット(野球に似たイギリス発祥のスポーツ)で、3球で、3人のBatsmen(打者)をアウトにする・・・これを達成したBowler(投手)に、Hat(帽子)が贈られたことから、Hat を用いるそうで・・・初めて知りました。


全日本選手権関東予選(主管:神奈川県サッカー協会女子委員会)

◆1回戦結果(10/17)

早稲田大学 7-2 SFIDA世田谷
関東学園大 6-0 横須賀シーガルス
日本体育大 3-1 日本航空高校
レッズJr    6-0  河内ジュベニール
メニーナ   3-2 尚美学園大
東京女体大 6-2 FC VIDAレディース
湘南学院   2-0 PAF
神奈川大   2-1 筑波大

都予選の決勝戦で、文京と東京代表を争い、関東に進出したSFIDA世田谷ですが・・・残念ながら早稲田に負けてしまったようです。「1回戦の相手が早稲田」と、わかったのは、8月中旬の関東女子委員長会議でした。(クジを引いたのは、私ではありません!)そのことを川辺監督に伝えるのが、なかなか心苦しかった・・・何と言っても、相手は関東リーグ1位の銀河系軍団ですから・・・「マジですか・・・」と、悲しそうな表情を浮かべるスタッフに対して、「よっしゃ!」と、喜ぶ選手・・・しかし、一番燃えていた、攻撃の核、畑中選手が負傷・・・厳しい試合になったと思います。文京OGの仲選手は、怪我から復帰し、ピッチに立つことができたのですが・・・やはり怪我明けということで、本来の力は出し切れなかったようです。しかし、まだまだ1回目の挑戦・・・今後に期待しています!

そして・・・お世話になっているVIDAですが・・・石川選手がお兄さんの結婚式で不在・・・「全日本選手権は、毎年あるけど、お兄さんの結婚式はたぶん1回だけだから、仕方ないよ・・・」と、笑顔で送り出してくれた福井監督・・・関東学園大で活躍する高橋選手に刺激を受け、意欲を向上させていた石川選手は、おそらく、「試合に出たい!」という気持ちと、「振り袖着たい!」という気持ちで、葛藤したことでしょう。次回、関東リーグ入れ替え戦に向けて、ぜひ頑張ってほしいです!

来年はこの大会、東京開催なのですが・・・大丈夫でしょうか???特にグランドが・・・心配です。確保に成功していれば良いのですが・・・「女子の最高峰の戦い」という大会趣旨に見合った環境を用意できるように、最大限の努力をしていただきたいと思います。(来年は、全日本選手権関東大会が10月上旬~中旬、U18選手権関東大会が、10月下旬~11月上旬に行われる予定です)

10/16(金) キャプテンの苦悩時期・・・We shall overcome someday♪

9/11(金)前期期末試験→9/18(金)試験休み→9/25(金)短縮授業→10/2(金)U18関東前日練習→10/9(金)U18関東前日練習

ということで、久しぶりにノーマルな金曜日を過ごしました。2時限目、H選手が所属するクラスの授業で・・・「先生、サッカー部の子達が予定表が出なくて困ってますよ!早く予定表出してあげてくださいよ!」と、ある生徒から言われ、まだ未定な部分が多い状況でしたが、1月17日までの予定表を配布しました。「食べ放題はこの日に行こう!」とか、「買い物はこの日にしよう!」とか、各所で盛り上がったことでしょう。

夕方から緊急会議が入ってしまったので、キャプテン鉄に、メニューを渡すと・・・「先生は、何時にいらっしゃいますか?」と、尋ねる・・・「わからん!会議が終われば行けるけど・・・」と返事をすると、不安そうな表情を浮かべる鉄・・・

4時30分から予定されていた会議は、5時20分からようやくスタート・・・終了したのは7時でした。外に出ると、鉄がウロウロ・・・「早く終わらせて、帰らせろ!」と、強い口調で指示を出すと、慌てて下に下りていきました。キャプテンというのは、つらい仕事・・・顧問の機嫌を伺いながら、部員たちの統率をとらなくてはならない・・・よくわからない指示を出すと、部員たちから文句を言われ、よくわからない質問をすると、顧問から怒られ・・・チームが目標に向かって進んでいき、結果を出しているときは、キャプテンとしての充実感は高いでしょう。しかし、目標が一段落し、選手たちが、「団結」より、「自己」を優先するようになってくると、苦悩の時期に入る・・・

今日の練習を上から眺めていると・・・ラダートレーニングで、ポイントとして指示したことができていない1年生と、それを見ても何も言わない2年生・・・ボールタッチの組合せも、1年同士でやっていて、チーム全体でシャッフルするような試みはない・・・という姿が目に入り・・・残念・・・

途中から練習に登場し、浮かない顔をしている者・・・その選手に対して、妙に気を使う者・・・「何かあったのかな?」と、思わせるような光景が目に入り・・・そして、キャプテン鉄の動きもおかしい・・・やるべきダッシュをやっていない・・・心配・・・

私がひとりでチームを見るようになった時のキャプテンは、梅田・・・気の強い後輩たちと、3人しかいない上級生の間には、常にトラブルが・・・練習場所から飛び出して教室に逃亡したこともありました。しかし、梅田の代で、初めて高校選手権関東大会に出場・・・U18でも関東に行くという快挙を成し遂げました。次の代は、高橋・・・キャラの濃い同年代の選手たち・・・喧嘩は日常茶飯事・・・新人戦の直前に、仲間割れ・・・しかし、最後には9人で新人戦ベスト4という偉業を成し遂げ、「文京ナイン」を世に知らしめ、文京ファンをたくさんつくることに成功しました。その次の代は、時田・・・同学年は4人、後輩は16人・・・威張ることなく、後輩と同じ目線で、仲良い部活を目指しましたが、なかなかチームとしての統率がとれず・・・ストレスで、体調を崩してしまいましたが、キャプテン就任後最初の大会、関東高校女子サッカー大会出場、第三位という成績をおさめました。そして、4代目・・・中村鉄・・・キャプテンになる前の鉄は、「自分が強くなる!」ということを常に考えていましたが、キャプテン就任後は、「チームが強くなる」ということを意識するようになりました。歴代のキャプテンの中では、試合中、最も声を出す、存在感のあるキャプテンです。先日の試合でも、私の後ろで見ていた他校の保護者の方が、「文京のGKってすごいんだよ・・・ずっと声を出してるんだよ・・・」「知ってる知ってる・・・あの子の声が聞こえると、文京がいるってすぐわかるよね」と、噂していました。しかし、大きな声とは裏腹に、意外と慎重派・・・サッカーノートのコメントも、何度も書き直しているような様子が伺えます。何を言っているのかよくわからない顧問と、元気があふれすぎる部員たちの間に挟まり、時にはつぶれてしまいそうになることもあるでしょう。実は、今が一番危ない時期かもしれません。しかし、歴代のキャプテンたちも、試練を乗り越え、栄光を手に入れてきました。
We shall overcome someday♪ 



10/15(木) 新たな目標に向かって・・・Viva la Vida(人生万歳!)

「レッズの選手にとっては、自分は蚊以下の存在でしかなかった」(坂本)

「もっともっと練習しなければ・・・何も進まない」(中村)

サッカーノートに記されたレッズ戦の反省の中には、「現状でやれることはやりきった」という、ある程度の満足感を記するもの、「格が違った」と、自分の力の無さを書き綴るもの、「来年こそは・・・」と、誓いを立てるもの がありました。

レッズ戦で「悔しい」と思った選手の、練習での集中力、気迫

U18関東を終えて、学園祭を終えて、気持ちを切り替えた選手の明るさ

どちらも新しい目標に向かっては、必要なことだと思います。

もし、全日本選手権東京予選で優勝していたら、今週末からまた関東大会でした。(レッズ、メニーナはもちろん、湘南学院、日本航空は、出場しています) そうなっていたら、気持ちを切り替えて戦うことは、難しかったと思います。湘南学院、日本航空は、「メニーナに惜敗(勝者とも1点差)」という思いをバネに頑張れる・・・しかし、レッズとの力の差を思い知らされた文京は、1週間では修正できない・・・文京を破り、東京代表となったSFIDA世田谷は、ここ1ヶ月、1回戦の早稲田大学戦に向けて、相当な準備をする時間があった・・・そう考えると、文京にとっては、

10月24日の1部リーグ優勝をかけた飛鳥高校戦

10月31日・11月1日の、秋の関東をかけた十文字戦および代表決定戦

そして、11月中旬の関東大会に出場し、昨年の「3位」を上回ること・・・

という目標設定の方が、よかったと思います。

全体での活動再開となった今日・・・選手たちの動きは、まずまずでした。

「定年退職後は、ここ(村田のグランド)で暮らし・・・そしてここで死にたい」と、語るY代先生のご配慮で、まるで文京のグランドであるかのように、たくさん使わせていただきました。ありがとうございました!

村田グランドでは、特に3年生3名の動きが良い・・・きっと、それは、東京の技術委員長であり、FC VIDAの監督である福井さんがいるからだと思います。何か、「魂」を感じさせてくれる・・・時田・原武・坂本・・・とてもたくましく見えました。同じく小学生時代に福井さんにお世話になった寺本選手、原志帆選手は、逆に小学生に戻ってしまう??・・・楽しそうでした。



VIDAユース、村田女子、VIDAトップと試合をやらせていただき、新たな目標に向けて、一歩踏み出すことができました。ありがとうございました!!VIDAは今週末、千葉第1代表として、全日本選手権関東大会に出場します!文京OGの三本木選手、石川選手の活躍を期待しています!!

10月17日(土) 一回戦 FC.VIDAレディース 対 東京女子体育大学                 10:30キックオフ  保土ヶ谷公園サッカー場にて



 

10/12(月) U18選手権関東大会を終えて・・・思うこと

9月1日に他界した父の納骨法要のため、今日は部活をオフにしました。選手たちは、サッカーノートを書きながら、いろいろな思いを綴ったことでしょう。最終的に、この大会は、浦和レッズが優勝、メニーナは準優勝というカタチになりましたが、実は4年連続で、決勝戦は同じ対戦カードなのです。今回、怪我、修学旅行、インフルエンザなどで、ベストメンバーを数名欠き、中学生メインで大会に臨んだメニーナ・・・一方、DF陣の数名がインフルエンザになるものの、トップに所属している竹山選手など、能力の高い高校生が実力を発揮した浦和レッズ・・・両者とも、ベストメンバーでの戦いは、正月の全国大会まで・・・ということなのでしょう。

この2チームのサッカーと、他のチームのサッカーは、レベルが違いました。普段あまり高校生チームとは真剣勝負をしたことがない両チームにとって、気迫で襲い掛かられたり、ガッチリ守備をされたりすると、戸惑うシーンもありましたが、80分間という試合時間の中では、キッチリと決着をつける横綱の貫禄のあるチームでした。大分の少女たちも、日テレやレッズの選手たちを見たい!・・・という気持ちがあると思います。なので、もし、日テレやレッズがコケてしまったら、名門クラブが来ないトヨタカップのような全国大会になってしまうのでしょう。女子サッカー普及発展のためには、この両雄が、全国のステージで活躍する大会が必要であると思います。(もちろん、自分のチームのためには、大分に行きたかったですが!!)

「インターハイが正式種目になれば、ますます、高校に選手が流れますよね・・・なんだか、U18年代のクラブの未来は暗いなあ・・・」そんな話をJFAハウスでしていた神戸監督が、キッチリ結果を出しました。「この子達のような、がむしゃらな気持ちが必要なんだよなあ・・・」都予選の会場提供をしていただいたVERDYグランドで、高校生の試合を見ながらボヤいていた寺谷監督も、気迫とパワー溢れる湘南学院、日本航空を破り、全国を決めました。

将来的には、U18クラブ選手権として独立し、その上位チームと、高校選手権の上位チームで、日本一を決める・・・というようなカタチになるかもしれないU18選手権・・・全国大会では、高校の両雄、常盤木学園・神村と、今年も熱い戦いを見せると思われるレッズ・メニーナ・・・日本の女子サッカーの将来を担う、トップ4の選手たちの活躍に期待しつつも、高校サッカーという、クラブとはまた違う役割を担うカテゴリーで、選手たちが日々成長できる大会の整備、環境づくりも、頑張っていきたいと思います。

U18関東大会結果

10/11(日) 何事も甘く見たらイカンのです!・・・危うく2連敗となるところでした・・・

今日は、過酷なスケジュールでした。

朝7:00 学校集合 学園祭の模擬店準備

10:00  学園祭開始  模擬店での 販売+客引き

13:45  校庭でのエキシビションマッチ

15:00  学園祭終了  模擬店片付け

16:15  学校出発

16:30  都立飛鳥高校着

17:30  アップ開始

18:30  キックオフ VS 八王子高校 (第5回関東高校女子都予選決勝リーグ)

試合日程を決めているのは私・・・

U18関東大会出場で、10/3・4・10と、試合ができず、他校に迷惑をかけており、しかし、12日は試合会場がなく、確保できた会場が11日の9:30~2試合 晴海総合  17:00~2試合 飛鳥でした。この段階で、U18決勝進出の場合でも、試合をやるという案と、10月31日に、十文字戦・八王子戦をダブルヘッダーでやるという案のどちらにするかで迷いました。日程を考えると、先延ばしは良くない・・・ということで、もし、U18に決勝に進んだ場合は、2・3先生を茨城に連れて行き、1年生を学園祭+夜の公式戦というように、分けるということで、決断しました。ただ・・・飛鳥VS晴海という対戦カードがあったため、飛鳥には、朝晴海に行っていただき、夜は会場提供だけお願いするという、あまり例の無い方法で、試合が行われました。

十文字が15-1で勝利し、修徳は、シュートを外しまくり、4-0で終わった・・・そんな情報以外は、八王子高校に対して、持っていませんでした。試合前、選手たちに伝えたことは・・・「やはり、1位抜けを目標にしよう!ということは、今日、十文字が修徳を3-1で破っているので・・・まあ、計算してもしょうがないけど、20点くらい取っておかないとダメだ!時間を無駄にせず、戦ってこい!ボールを外に出さないで、スタートは仕掛けてシュートを打って来い!3年生の3人については・・・ゴールを決めるか、アシストを決めるか、どちらかでなければ、後半から交代だ!」

スタートいきなり、決定的なチャンス・・・しかし、これを外す・・・
その後もフリーのシュートを外す・・・外す・・・外す・・・

昨日まで、天然芝でサッカーをしていたのが原因なのか?
朝7時に登校して、急ピッチで出展の準備をして、慣れない売り子と呼び込みをして、エキシビションマッチで興奮して、18時30分から試合というのが、原因なのか?

ことごとく、シュートを外しました。30分間ほとんど半面ゲームでしたが・・・まさかのトラップミス・・・カウンター一発・・・ここからコーナーキックに・・・コーナーキックも油断があったのかもしれません。きれいに決められてしまいました。

0-1・・・焦る選手・・・焦ると余計に決められない・・・すると・・・クロスボールを八王子の選手が思わず手で弾いてしまい・・・PKになる・・・しかし、そのPKもダフりGKに止められる・・・いつもは絶対に外さないPKに自信を持っている選手でした。そのシーンを見たときに、「あっ!これは間違いなく、神様か、明日に納骨となるオヤジがイタズラしている!」と、確信しました。前半は0-1のまま終了しました。

ハーフタイム・・・神か仏のイタズラに違いないと悟った私は、特に動揺することもなく・・・「まあ、目標を変えよう!引き分けを狙おう!相手をナメて見ていたから、サッカーの神様が怒って、ボールを全部外させたのかもしれない・・・20点なんて、言った私が悪かった・・・3年生にも変な課題は課さないから・・・伸び伸びやってこい!引き分ければ、確実に3位になれるから・・・だから、1点とればいいんだよ・・・」

後半になり、坂本・時田と、3年生が得点を重ね、最後にコーナーから斉藤が押し込み、何とか3点を奪い、3-1で試合終了・・・学園祭で、中心になって働いた2年生は、今日はお疲れモード・・・特に責める気にもなりませんでした。この強行日程で、よく勝ち点「3」を取った・・・こんな日程は、普通はあり得ない・・・すべて、甘く見ていた私の責任です・・・シュート20本の文京と、シュート1本の八王子・・・全員が小・中・高とサッカーを経験してきた選手で構成されている文京学院と、全員が初心者である八王子とでは、当たり前の展開ですが、前半、神様は、八王子に味方した・・・それだけ、八王子の選手がひたむきだったのでしょう。

最終戦の十文字戦で、3点差で勝てば、2位になり、関東が決まる・・・ただ、そんな可能性の少ない夢物語を描くのはやめましょう。2点差勝利も、20点差敗退も、インフルエンザで棄権でも、同じく3位で、Bブロック3位と代表決定戦になる・・・成立が今日の勝利で2位以上を決めたので、晴海・飛鳥・村田のいずれかのチームと、代表決定戦になるわけです。11月1日に向けて、大きな目標を持てたことは、チームにとってはプラスのことかもしれません。もし、今日、この強行スケジュールでも大差で勝てるようなことがあったら、調子に乗ってしまっていたかもしれません。U18関東、学園祭と、思い出をたくさんつくった10月初旬・・・気持ちの切り替えが、なかなか難しい時期に、神様がガツーンと、一発、私と選手にパンチをしたのかもしれません。これからは気持ちを切り替え、またゼロに戻り、秋の関東出場に向けて、ひたむきに、努力していかなくては、秋の関東出場は厳しい!!

試合前に選手にカメラを向けると、笑顔でカメラ目線になるサッカー娘・・・マカ先生を撮影しながら、「宇宙人来飛(飛鳥の飛をとって)」というタイトルを考えていた田吾作オヤジ・・・そんな気の緩みがいけなかったかもしれません。どんな状況でも、過信せずに、相手を尊敬し、チャレンジャーとして戦う・・・「U18関東3位だ!」なんて、天狗になっていると、足元をすくわれる・・・良い教訓になりました。もし、八王子が1点を守ろうと、ガッチリゴール前を固めていたら・・・どうなっていたかわかりません。恐ろしい・・・

試合前の集合直前・・・スタメン組とじゃれあいながら、ダラダラしている控え選手(全員ではなく1名だけですが・・・)が目に入り・・・「試合前にイライラしてはダメ!」・・・と自分に言い聞かせながらも、集合のとき、思わず口に出してしまいました。何のために、ひたちなかで、サブの2年生をひとつの部屋にまとめたのか・・・何のために、今日のエキシビションマッチで、サブの2年生をひとつのチームにまとめたのか・・・わかってくれとは言いませんが、ピッチに立つということを、本気で狙うのであれば、自分が今できることは何なのかを考えられる選手になって欲しい・・・「今日は何も言われてないから、いいや・・・」そんな気の緩みが、自分をダメにしていくのですよ!!サッカーを楽しむとは・・・何なのでしょうか?仲間とじゃれあうことなのでしょうか??時間は戻ってきませんよ!

福井さんのホームページに記載されていた、グランドで味わう喜びとは・・・

1 できないことができるようになるよろこび
2 身体をうごかせるよろこび
3 共に戦えるよろこび
4 夢を実現するよろこび
5 ゴールするよろこび

試合会場や練習会場でしかできないこと・・・しっかりやれないならば、試合会場や練習会場に来る意味がありません!

10/10(土) 奇跡は起こらず・・・軌跡は刻んだ ひたちなかの秋2009

10/9(金)前日練習・・・良い雰囲気で練習を終え、グランド挨拶と同時に、栄光の架け橋♪校歌♪を歌う選手たち・・・青春を感じたことでしょう。





宿泊先は、気分を変えるために大洗に・・・U18東京選抜の頃にお世話になった旅行者のFさん(現在は生命保険会社に転職)に紹介していただき、大洗ホテルに宿泊・・・イケメン若旦那のいる、とても、良い宿でした。食事もおいしく、お風呂も大きく、リラックスして過ごすことができました。あまりにもご飯をたくさん食べ、眠そうな顔をする選手が続出したため、ミーティングは中止・・・選手の部屋に、先日の2回戦(レッズ VS JEF)を24分間にまとめたDVDをセットし、ポイントとなる箇所だけ説明し、私はそそくさと部屋に戻りました。選手たちの中には、何度も何度もDVDを見返した選手もいたそうで・・・

ラインを下げず、DFとボランチでガッチリ中を固める・・・GKは、アーリークロスに対して素早く飛び出し、パンチングオールナイト・・・集中力が、どのくらい持つかの勝負・・・そして、攻撃陣が少ないチャンスをモノにする・・・カウンターで抜け出せば、必ず良い形の1対1ができる・・・FKもゲットできる・・・失点を2点に抑えれば、2点は取ることができるかもしれない・・・

そして、一夜明け、部屋からは朝日がサンサンと・・・最高の天候となりました。

朝日と受験勉強に励むオカツからもらったお守りに、祈りをささげた10月10日

試合会場に到着すると、メニーナと日本航空の試合が始まろうとしていました。すると・・・ピッチが左側になっている・・・Aコートは右ではなかったの???と、わざわざ昨日右側で調整練習をして、野うさぎのウンコのポイントを確認したことが、無駄になったことにショック・・・「少しでも良い状態の方でやることにしました・・・」ということで、変更になったようです。本部に挨拶に行くと・・・「先週いただいた、塩大福、おいしかったですよ~大評判だったんですよ~今度文京で関東女子委員会があるときに、買って帰るので、お店の場所を教えてくださ~い」と、高倉茨城女子委員長に地図を書くように求められ・・・「もし、今日勝って、明日来ることになったら、明日塩大福たくさん持ってきます・・・だから、今日は文京が勝つように祈っていてください!」と、リアクションしたのですが、やはり信じてもらえず、地図を書くことになりました。

試合前の言葉は・・・「レッズが勝っても、誰も驚かない。でも、文京が勝ったら、たくさんの女子サッカー選手や先生方に、希望を与えられる・・・」

13時キックオフ・・・

選手たちは、集中して、やるべきことをやってくれました。が・・・やはり、ゴロのクロスにタイミングよく入ってこられると、防ぎきれず・・・加藤千佳選手に技ありシュートを決められ、15分で失点・・・しかし、そこからまた集中を切らさず、耐えました。文京にもカウンターから2度チャンスがありました。ひとつは、原武選手のロングシュート・・・GKが弾き、コーナーキックに・・・しかし、決めきれず・・・もうひとつは・・・抜け出せば完全に1対1だったというギリギリオフサイド・・・そして、そのまま前半終了かと思いましたが、39分、なでしこリーグに出場している高3竹山選手に、左足で豪快なミドルシュートを決められてしましいました。「あと少しで前半が終わる・・・」そんな一瞬の油断があったか、なかったか・・・悔やまれる失点でした。

0-2で迎えたハーフタイム・・・ポジションを攻撃重視に変更し、「点をとらなければ勝てないから・・・仕掛けるしかない!仕掛ければ逆に相手にスペースを与えて、やられるかもしれないけれど、そこはDFがガンバレ!」と、無茶なことを言って、ピッチに送り出しました。後半開始6分・・・右のクロスから、また竹山選手に決められてしまい、0-3・・・ここで、時田選手をハーフに上げ、さらに攻撃的な布陣で点を取りに行きました。2回ほど、決定的なチャンスがありました。しかし、いずれも、決められず・・・終了間際、76分に、またしてもゴロのクロスから追加点を奪われ、0-4で完敗・・・

「実力の差を感じさせられた・・・」という点差の敗退でした。もし、0-2だったら、「惜しかった」と、言えたでしょう。やはり、失点は「2」までにとどめなければ・・・ただ、「レッズ相手に4失点は上出来だ!」という声もかけていただきました。準決勝で大量失点し、「くじ運で勝ちあがってきたラッキーチーム」と言われるのではないかという不安がありましたが、選手の頑張りで、酷評は回避できました。

「文京もカウンターで何かあるかもしないよ・・・」と、本部で見ていたイエローオババ(筑波大監督)の声が聞こえ、レッズベンチに苛立ちを与えた前半39分間は、確実に、何かをつかんだ時間でした。「相手は、一生懸命やってるんだから、お前らも意図のある正確なプレーをやらなければ、中盤で奪われちゃうんだぞ!」と、神戸監督の声を聞いたときは、ヨッシャヨッシャと、選手たちを、心の中で褒めていました。
(2点目が入ってからは、本部とレッズベンチの注目は、テツの声と成北オジサンの応援歌が80分間持続するかどうかに、変わってしまいました。)

しかし、一方で、決定機を確実に決められる選手がいなければ、どんなに守備を固めても勝ちきれない・・・技術というより、メンタルが強く、常に冷静に、常に強気で勝負できるFWがいなくては、強豪には勝てない・・・チームワークがよく、仲間を大切にするチームは、組織ができあがり、守備がガッチリできるかもしれない・・・しかし、攻撃には変化が必要であり、他人となかなか融合しない、一匹狼的な、超個性的な人物が必要・・・ただ、そのようなタイプは、文京の校風に合わないので、入学してくることは期待できません。なので、そんなことは期待せず、今いる選手たちでベストパフォーマンスをしながら、最高の結果を出せるように、頑張りたいと思います。

悔やまれるとしたら・・・文京がレッズより唯一上回った直接フリーキック(文京7本 レッズ6本)・・・ただ、今回は、キッカーの寺本選手が、DFでかなり疲労した状態だったので、いつもの精度がなく、寺さんらしいキックが、あまり蹴れませんでした。やはり、守備に集中が必要な相手と対戦するときは、攻撃陣からキッカーを選出する必要があるのかもしれません。そのあたりを改善すれば、何かを起こせるかもしれない・・・

学校に戻り、明日の学園祭で模擬店を出す教室に行くと、放心状態に・・・これから準備するのかぁ・・・そう思うと、力が抜けそうになりました。しかし、選手たちは、気丈にも、段取りをして、「明日7時に集合!」と、声をかける・・・キャプテン、テツと、副キャプテン、原わかな を中心に2年生はたくましくなってきました。選手としてだけではなく、大所帯のまとめ役としても、奮闘するテツ&ワカメ・・・若いって、すばらしい・・・私は、頭痛と筋肉痛で、帰宅後すぐにバクスイ・・・いまだに、ボーっとしています。

今日、学園祭終了後、18:30から、関東高校女子都予選決勝リーグ(VS 八王子)があります。強行日程ですが、気を抜かず、頑張ることでしょう。

第13回関東女子ユースU18サッカー選手権大会 準決勝 
平成21年10月10日 会場:ひたちなか市総合運動公園スポーツ広場


文京学院大学女子高校 0(0,0)-4(2,2)浦和レッズジュニアユースレディース

得点 15分(浦15加藤)・39分(浦8竹山)・46分(浦8竹山)・76分(浦37吉越)

文京学院
GK 中村 DF 清水・寺本・原和・時田 MF 原志・向山・斉藤・坂本 FW 原武・田所
途中交代:56分岩崎(⇔斉藤) 73分松井(⇔岩崎)


レッズ戦に向けて、応援メッセージをくださった Y先生、H先生、M先生、N先生、A先生、F牧師、I隊長、W社長、K社長ご子息・・・その他、メールをくださったたくさんの方々・・・応援されているということが、とてもありがたく、「俺はひとりじゃないんだ・・・」と、頑張ることができました。ありがとうございました!

試合後、大会視察に来ていた関東女子技術委員長・・・中村・原和香菜・向山の中学時代の恩師でもある根本先生から一言・・・

「やっぱり、走りきれる選手が11人いないとね・・・」

JFAナショナルトレセンコーチ関東地区担当の手塚コーチから一言・・・
「私はどんでん返しが好きですから・・・ナショトレに選ばれたような子じゃなくても、全国行けるんだって、そうゆうのは大事ですよ!これからも頑張ってください!」

現役時代は俊足だったという高倉女子委員長から一言・・・
「10番の選手(原武)・・・いいですよね・・・私は好きですよ!」

取材に来ていた記者さんからは、「なんで3枠じゃないんですかねえ・・・」という質問がありましたが、全国大会は、日本サッカー協会が、交通費、宿泊費の補助をチームに出して、召集する大会・・・つまり、文京が大分に行った場合、協会は、100万円以上のお金を文京のために出すことになるわけで・・・だから、そんなに甘いもんじゃないんですよ・・・と、答えつつも、「インフルエンザで棄権になることも考えて、3位決定戦をやっておいた方がいいんじゃないですかねえ・・・」と、提案してみました。

もちろん、そんな気力も体力も、残っていませんでしたが・・・

何はともあれ、全国決め、大分旅行プレゼント!という重要な試合で、レッズと真剣勝負ができたことは、本当に貴重な経験になりました。「ひたちなかの秋2009」・・・一生忘れない思い出となるでしょう!

10/9(金) 初心忘るべからず・・・いざ 出陣!

初心忘るべからず・・・世阿弥の言葉ですが・・・

「初めのころの感動や純粋な気持ちを忘れずに、その目的を遂行せよ」という意味ではないようです。

「初心」には3つあり、最初は若い時の初心、次に人生の中期に初心があり、最後に老後の初心がある・・・初心とは決して良いものではなく、未熟で失敗した経験のこと・・・

「若いときの未熟ゆえの失敗を忘れず糧とし、自らを戒め続けよ。試練や失敗のない者は大成しない」 という意味らしいです。

左の写真には、福森先輩、仲先輩がいます。そして、江口、石川がまだ幼い顔(中1)をして写っています・・・
平成15年(2003年)・・・グランドが完成した年の写真です。

1996年 「ヨッチン」と呼ばれる、日体大サッカー部卒、吉田宏一先生により、文京サッカー同好会が創部されました。

1998年 3年目を向かえ、同好会から部に昇格したい・・・そんな吉田先生の願いを聞いて、顧問になることを決めましたが・・・4月・・・吉田先生は急遽転勤・・・その時が、私の「初心初期」だったのでしょう。その4月の顧問会で、矢代先生、石山先生、山口先生と出会いました。矢代先生は、超怖い先生に見えました。山口先生は、石田純一のように、カッコよい先生に見えました。石山先生は、ひとり真っ赤なシャツを着て、「俺、会計なんて、苦手っすよ・・・」と、言いながらも、一生懸命働いていました。懇親会の席で、私が山口先生と同じ年齢、石山先生よりも1歳年上であることがわかる・・・さらに、私が塾経営に失敗し、学校教師になったエピソードなどを話すと、「社長」という呼称がつけられるようになりました。

私が顧問になって1年目のリーグ戦(2部)は、1勝もできなかったと思います。1つだけ、引き分けがあり、喜んだ記憶があります。もちろん最下位でした。

1999年 同好会から部に昇格・・・初心者軍団でしたが、TMCカップ(東京経営短大カップ)などに招待していただき、充実した活動をさせていただきました。私が担任をしていたクラスの生徒がキャプテンだったりして、それなりに、張り切って顧問をしていました。吉田先生に憧れて中3の時に入部したM年、T井選手が高校3年生になったこの年(窪田部長の代)で、2部リーグの試合で、十文字をPKで破り、2部2位になり、入れ替え戦で都立第五商業を破り、1部昇格を決めました。2部3位となった十文字も、入れ替え戦で、吉祥を破り、1部昇格を決めました。

ここまでは、十文字と同じ歩みだったのですが・・・

2000年 1部リーグに昇格するも、1点も取れず・・・厳しい試合が続きました。すぐに2部に降格・・・しかし、この年度末に、矢代先生が日野先生を紹介してくださり、めぬまカップへの参加が実現しました。

2001年 文京に初めて経験者が入部・・・唐崎尚子という選手でした。めぬまカップに初参加していたとき、「今度文京に入学することに決まりました」と、お母様から電話がかかってきたのを覚えています。3月の時点で、入部者がわかる・・・今では当たり前のことですが、当時のサッカー部にとっては、驚きでした。せっかく経験者が入ってきてのですが、2部リーグからのスタート・・・しかし、彼女は、点をとりまくりました。2部リーグには、唐崎を止められる選手はいませんでした。彼女にボールが渡れば、ドリブルで10人でも抜いてしまう・・・そんな選手でした・・・そして、また1部に昇格・・・

2002年 栗原・島貫・飯沼・坂本・・・新入部員は4名のみ・・・この年の新人戦、新小岩での十文字高校との激闘・・・相手も8人・・・こちらは9人・・・しかし、3-5で敗れました。印象に残る試合でした。唐崎選手がU18東京選抜のメンバーに選ばれ、全国優勝の一員として、金メダルをとったことで、学校で表彰され、注目されました。この年の12月・・・大型免許取得開始・・・25万円は痛い出費でしたが、自分にやれることは・・・と、考え、指導者のライセンスよりも、運転手のライセンス向上に努めました。

2003年 江口・石川が中学に入学・・・仲が高校に入学・・・本当に偶然でした。Gパン先生が文京を紹介してくれなければ、文京なんて、知らなかった・・・仲選手は、そう語っていました。もし、この3名が入学していなかったら、文京に変化はなかったと言えるでしょう。待望のグランドも完成・・・大型免許も無事取得・・・この年は、大きなターニングポイントとなりました。

2006年 ホームページをはじめる・・・同時に、文京学院U15サッカースクールを開設(現在はサッカークラブに名称変更)

2007年 高校の指導を ひとりで やりきることを決意 この時点が、初心中期・・・でしょうか・・・ここから文京スタイルの構築を始めました。長い期間、文京サッカー部の指導をしてくださった佐々木コーチ、短期間で文京サッカー部を急成長させた伊藤コーチ、それぞれ、私にとっての恩師でもあります。彼らのサッカーへの情熱・・・それは、半端なものではありませんでした。しかし、なかなかココ一番の試合に勝ち切れない・・・その原因は、技術ではなく、別のものであるのかも・・・と、考えました。選手に+@の力を発揮させるためにはどうすれば良いか・・・主役は生徒・・・私は、舞台監督であるべきで、役者である必要はない・・・選手たちの環境整備を必死にやる自分を見て、選手たちも必死に頑張ってくれるようになりました。私の力の無さを、選手たちが補充してくれるようになりました。指導者は優秀である必要は無い・・・むしろ、ダメオヤジの方がいいかもしれない・・・その方が選手たちが頑張る・・・そう勝手に思い込み、ここまでやってこれたのは、まさに、選手たちのおかげです。

2009.10.10・・・「勝てば全国大会出場」という、かつて経験したことがない新たなステージに立つ文京学院サッカー部・・・今まで携わっていただいたすべての人たちに感謝の気持ちを抱きながら、「初心」を忘れずに、舞台監督として、選手たちのドラマを演出してきたいと思います。

「大成」となるか・・・「試練」となるか・・・乞うご期待!
10/7(水) インフルエンザに大型台風・・・どちらも早めにさようなら!

東京都サッカー協会の会報誌が届きました。「U18東京予選の取材を入れたい・・・」と、協会から私のところに話があったのは、6月下旬のことでした。その頃は、こんなドラマチックな展開になるなんて、予想もしていませんでした。ただ、せっかく取材が入るのだから、何とか文京が取り上げられるように・・・と、祈っていました。選手たちには言いませんでしたが・・・

マッチレポートのタイトルは、

「引き分けで逃げ切り、飛鳥が2年連続優勝」 

「1枠を勝ち取ったのは 雑草軍団・文京学院高校」

でした。この会報誌が各チームに届いた時に、まだ関東大会で生き残っていることができたのは、良かった・・・「関東大会では、1・2回戦に勝って、全国大会に行きたいです」と、書かれてしまったので、1・2回戦に勝てば全国に行けると思われてしまうかもしれません。私が言ったのは、「厳しい東京予選を勝ちあがれたことを考えると、1・2回戦は、負けられない相手です。しかし・・・その次は難しい・・・もし、勝ったら、快挙ですよ!奇跡ですよ!でも、こいつらは、全力で全国出場を目指すでしょう・・・」だったと思います。

あと、ライターさんに言われたのは、「他のチームは、監督さんが、大声で叫んだりしていますが、先生はほとんど声を発さないですよね。その分、選手たちが声を出して、お互いで確認し合ってますよね・・・それは、何か考えがあるのですか?」と、質問されました。「照れ屋なもので・・・」と、応えたのですが、それは記載されませんでした。

今大会、ノーミスだった中村は、記事でもたくさん名前が出てきています。
そして、決勝ゴールを決めた原志帆も、「値千金・・・」と、書かれています。

他にもたくさん書いて欲しい選手がいますが、目立つのは、シュートを止めたGKと、点を決めたFW・・・

失点の責任と、決定機を逃した責任を、負け試合の時は思い切りかぶらなければいけない分、勝ったときは、ヒーローになるのでしょう。高校選手権予選のときは、責任を感じた二人が、U18では、見事に役割を果たし、チームを関東へ導いた・・・

東京都サッカー協会 会報誌 マッチレポート 
  東京都サッカー協会登録チームへ配布  都内のB&Dでも無償配布
  近日中に TFAのWEBページでもアップされます

水曜日は、体幹トレーニングを、トレーナーの西村さんにお願いして、実施しています。怪我をしない身体づくり、当たり負けしない身体づくり、キックパワーをアップさせる筋力づくり・・・しっかり取り組んでいました。

明日は大型台風上陸のため、学校は休校・・・

関東大会へ向けて出発する金曜日には台風一過で晴れるでしょう。
そして、雨でおとなしくなっていたインフルエンザ菌が、晴天のもと、元気に暴れまわる前に、東京を去りたいと思います。
10/6(火) 壁は行き詰まるためではなく 越えるために存在する

ちょっと、私にしてはキザなタイトルですが、選手たちを見ていて、思い浮かんだ言葉です。

「U18関東ベスト4、おめでとう!」

「いやいや・・・クジ運ですから・・・メニーナ・レッズに当たらなければ、ベスト4まで行ける可能性はあるんですよ。」

という会話のやり取りを楽しみながらも、

大敗すれば、「やっぱりね・・・力の差は歴然だね」と、陰で言われるというプレッシャーを感じていました。

しかし、練習試合へ向かうバスの中の選手の会話は、終始サッカーの話・・・みんな楽しそうに、試合を振り返ったり、レッズの選手のすごさを確認しあったり・・・

高橋・石川・宮下・江口・小林・・・よく、バスの中でず~っとサッカーの話をしていた動物たちを思い出しました。

そして、西船橋に着き、村田と練習試合をやらせていただくと・・・3年生を筆頭に、アグレッシブなプレーが目立ち、Y代先生にも、「いや~目標があるって、いいよね・・・チームが変わるよね・・・」と、言っていただきました。

雨に打たれながらも、楽しそうにサッカーをやる選手たちを見て、くだらないプレッシャーなんぞは、消えていきました。

「絶対に勝たなくてはいけない」・・・というチームよりは、むしろ、「奇跡を起こしてやる」というチームの方が、力を出し切れるかもしれません。

「勝つか負けるかではなくて、実力を出し切れるかどうかが大切・・・」と、綺麗事を言って、逃げたくなるときもありますが、何としても勝ちたいという気持ちを私自身が持たなければ・・・そう思わせてくれる一日でした。

目の前にそびえたつ 高い壁・・・知恵、努力、気合で、乗り越えようと奮闘することで、今の自分を成長させることができるのでしょう。壁が高いからこそ、みんなで力を合わせて少しずつ大きくなっていく・・・巨人の力に頼ることなく、小人たち全員が思い切り背伸びすることによって、高さを出していく・・・「若い力」が、活力を与えてくれました。

木曜日は大型台風が本州を直撃しそうな予報です。

おそらく、練習はできないでしょう。

「もし、やれるようだったら、いつでも来てよ!マジで応援してるから!」
と、暖かいお言葉をかけてくれるY代先生・・・

ありがとうございました!またよろしくお願いします!

10/4(日) 周囲の期待に応えた選手たち・・・次はビックチャレンジ!

U18関東大会 1・2回戦 アルバム

10/2(金)

12:30 学校発 首都高渋滞
14:40 ひたちなか総合運動場着  雨の中 練習

関東女子委員長会議のメンバーで良かったと思えた一日でした。
いつもサポートしていると、いつか必ずサポートされる・・・そう実感しました。

10/3(土)

落雷でキックオフが15分遅れ 12:15 キックオフ

VS 鹿島LSC  3-1 勝利

前半 0-0 
後半 ▼原志帆のクロスを斉藤が決め 1-0
    ▼相手チームの見事なシュートが決まり 1-1
    ▼前を向いてパスを受け、ゴリゴリゴリゴリ 原志帆 決め 2-1
    ▼終盤混戦から斉藤が決め 3-1 

勝てたことは良かったですが、厳しい試合でした。

10/4(日) 10:30 キックオフ

VS 河内SCジュベニール 6-1 勝利
   前半開始まもなく、時田のクロスを坂本が決めることからスタート・・・
   身体の強さで、もぎ取った6得点!!

抽選の運と、みなさんのご尽力と、選手たちの頑張りで、大方の期待を裏切らず、ベスト4まで進むことができました。次勝てば、全国大会出場となるわけで、ますます期待が膨らむと思いますが・・・相手は浦和レッズJr・・・いくら神様仏様がついているからといって、いくらレッズランドに投資しているからといっても、格の違いを見せつけられる試合展開となるでしょう。しかし、こんなビックチャレンジができることを幸せに思い、気持ちを盛り上げて、頑張りたいと思います。

お祈りよろしくお願いいたします。
    

10/1(木) 試合は 1-2 で敗退 駐車違反は 21000円 でハイハイ 

今日は、朝から不調でした。昨日朝から連続授業、会議、出張と、空き時間がなく、サッカーノートのコピーを、朝やらねばと、学校に早く行こうとしたとき、U18のメンバー表を用意していなかったことに気がつき・・・あわてて作成してから出勤・・・

学校に到着したのは、集合時間の10分前・・・そこからコピーを始めようとするも、2年生のサッカーノートが2名分不明・・・2年はいつも全員出しているので、無いはずがない・・・と、探しましたが、見つからず(1名のノートはバスの中、1名は提出していないことが後でわかりました)・・・仕方なく、ある分だけコピーし、バスに乗り込んだのが9:10・・・この時点で、ダメな運転手・・・

さらに・・・「今日は平日なので、晴海総合周辺の道路は、駐車違反をとられる可能性大」と、わかっていたにもかかわらず、「タクシーや観光バスもとまっているし・・・マイクロバスで、学校名書いてあれば、大丈夫だろう・・・そこまで意地悪しないでしょう・・・」と、勝手な自己判断のもと、いつもの場所に駐車し、グランドに・・・

すると、マカ先生が笑顔で近づいて来て、「先生!駐車違反やられてますよ!」と、教えてくれました。試合開始30分前の出来事・・・

月島警察に電話すると・・・「運転手さんが乗っていないと、すぐに違反になってしまうんですよ・・・今日中に出頭するか、出頭しなければ、使用者のところに通知が行きます。」

「違反金は、いくらですか?」と、聞くと・・・

「大型車なので・・・21000円ですね・・・」と言われ、ショック・・・

駐車違反に詳しい、Gパン先生は、「ステッカーを貼られた瞬間から、何を言ってもダメなんだってよ。民間委託になってから、言い訳は通用しないんだってさ・・・委託業者も実績UPのために取り締まりやってるから、必死なんだよ。」

確かに、違反する方が悪いのですから・・・仕方ないのですが・・・人が乗っていれば、たとえ3時間止めていてもOKで、人が乗っていなかったら、5分でダメというルールは、マイクロバス利用の指導者にとっては、つらい・・・

試合前の集合も、なんだかボーっとした感じで・・・それでも選手たちは、しっかりやってくれるだろうと、安心してピッチに送り出しました。

対戦相手の修徳高校は、3年生が引退して、1・2年生だけの新チーム・・・高3がまだ3名出ていて、主力として活躍している文京は、負けないだろう・・・そんな自信が、私にも、選手にも、あったのだと思います。試合開始15分くらいまでは、その自信が、継続していたと思います。しかし・・・キックミスを繰り返し、混乱に陥っていく坂本選手・・・それにかみ合わなくなる原武選手、時田選手・・・3年生がピリッとしませんでした。U18東京予選は、3年生の活躍で勝ち抜けた・・・1・2年生も、私も、そう確信しているだけにに、3年の調子が悪いと、イッキに不安がピッチに流れ・・・元気がなくなる・・・そんな負のスパイラルに完全にはまった試合でした。

シュートを外すのは、仕方ない・・・しかし、シュートを外して、イライラしたり、パスミスをして、混乱したり、逃げパスを出したりし始めると、DF陣も、あわてはじめ、遠目からクロスを入れたり、ドタバタし始めてしまう・・・交代して、フレッシュな選手に託す方が結果は出たかもしれません。しかし、明日の試合を考えれば、敢えて交代させるべきではない・・・今日、しっかりこのゲームを体感させて、反省させなくてはらない・・・

後半になり、0-2となったあたりで、文京にもようやく火がついたようでしたが・・・1点取り返すも、追いつけず、1-2で敗戦・・・春の選手権予選、夏のU18予選、秋の関東高校予選・・・決勝リーグは、すべて黒星スタート・・・文京らしいと言えば、文京らしい・・・

U18関東に出場する飛鳥も、成立学園に1-3で敗退・・・気持ちの問題なのでしょうか?金澤ブログには、「監督の責任」と、自らを責めるコメントがありましたが・・・

春の高校選手権予選→ 修徳 2-1 文京学院  成立学園 2-1 飛鳥
夏のU18選手権予選→ 文京学院 2-0 修徳   飛鳥 3-2 成立学園
秋の関東高校都予選→ 修徳 2-1 文京学院  成立学園 3-1 飛鳥

「悔しい!次は負けない!」そんな気持ちが、上記のような結果を生み出すのでしょうか?それとも、単なる偶然なのでしょうか???「決め所で決める」というのは、気合だけの問題ではないと思います。やはり、神様の仕業なのだと、私は思います。

駐車違反をするようなチームは、神様に味方してもらえませんでした。そう考えると、すべて運転手兼監督の責任・・・金澤先生と同じように、反省したいと思います。

明日からは、違法駐車をせず、安全運転で、神様に味方してもらえるように、頑張りたいと思います。 May God of Football Bless Bunkyo!!

駐車違反に落ち込む私を見て、哀れに思ったのか、村田女子の蝉丸坊主様が、クオカードをくださったと、選手から連絡がありました。ありがとうございました。有効に使わせていただきます!出発前に村田魂の更新・・・確認しました・・・涙・・・